電子ブレーカーとは?…【マンションでの導入事例】でご説明いたします。

1、マンションやビルの『共用部』に使われている電気

2、●●●●●●蟹屋・共用部の低圧電力(動力)電気料金の現状

<平成28年3月分の低圧電力(動力)電気料金の内訳>→[電子ブレーカー導入前]

◎基本料金計算式…契約電力(KW)×1090.8円×力率割引=月額基本料金
◎●●●●●●蟹屋……10KW×1090.8円×0.95=10,362円

3、共用部の低圧電力(動力)の基本料金を見直してみませんか?

平成7年から電力の自由化並びに規制緩和が進められておりますが、マンション共用部の低圧電力(動力)の契約方式につきましても、従来からの「負荷設備契約」に加え、「主開閉器(主ブレーカー)契約」が増設され、消費者はこのどちらかを選択できるようになりました。マンション共用部のように稼働時間が短い動力設備(EV・給水ポンプ等)が多い場合には電子ブレーカーを設置して「負荷設備契約」から「主開閉器(主ブレーカー)契約」に切り替えた方が基本料金の削減につながり、経済的な場合が多いといわれています。

4、低圧電力(動力)基本料金の契約電力(KW数)の決め方には2通りあります。

負荷設備契約

エレベータ、ポンプ、機械式駐車場などのモーター容量を総合計して契約電力(KW)とします
この契約は全ての動力設備が同時に24時間連続フル稼働し続けてもよいことを前提にしています

主開閉器(主ブレーカー)契約

共用部の動力用の主開閉器(主ブレーカー)のサイズ(何KW用か)で契約電力(KW)とします。電力会社からの動力電気の入口に主ブレーカーを設置し、入ってきてもよい電気の上限を決め、制限する契約

※ 現在、●●●●●●蟹屋は『負荷設備契約』になっています(9、参照)

5、負荷設備契約から主開閉器(主ブレーカー)契約に切り替えた場合

①電子ブレーカーを付けた場合[変更後=電子ブレーカー導入後](消費税8%込み)

②通常のノーマルブレーカーを付けた場合
現在の「負荷設備契約での契約電力10KW」より大きくなってしまいます。
(通常のノーマルブレーカーは一般に『熱動式』で時間や電流値が把握できないためです)

6、電子ブレーカーとは?

ブレーカーは、その許容範囲以上に電流が流れるとき、これを遮断し設備を保護するものです。又、国の基準であるJET(旧JIS)規格では、ブレーカーの容量毎で、電流値(A数)に応じて、遮断させるまでの時間が決められています。しかし、従来のノーマルブレーカーは電流が発する「熱」で遮断させるため、JET規格の遮断基準より数段早く遮断してしまうことがよくあります(熱伝導遮断型ブレーカー)一方、電子ブレーカーは、電流値(A数)を感知したら、内蔵CPUがその時間を計測し、JET規格の遮断基準いっぱい近くまで(遮断せず)使用し続けられるよう設計されています(デジタル遮断型ブレーカー)したがって、より小さなブレーカー容量(KW)で電力会社と主開閉器契約を結ぶことができるのです。マンション共用部で使用している動力設備(EV、給水ポンプ等)のように短時間しか連続稼働しない設備が多い場合には大変有効なブレーカーだといえます。尚、電子ブレーカーには電圧や電流を変動させる機能は付いておりません。したがって、導入後も動力設備等には一切支障をきたしませんので、ご安心ください。
又、電子ブレーカー設置時には必ず事前に電力会社の「許可」を受けます。又、設置後には中国電気保安協会が「現地検査」を行いますので、ご安心ください。

7、電子ブレーカーの販売価格と投資回収期間(マンション・ビルの場合)

8、電子ブレーカーの契約容量(KW)の選定方法について

①実測値調査データ→実際に動力設備を稼働させて計測した電流値と稼働時間のデータ
②安全値(理論値)データ→上記①などを参考にして、動力設備の稼働時に発生可能な電流値と稼働時間を予測します(経年劣化に伴う、発生電流値の上昇分も加味して計算します)
※上記②の「安全値(理論値)データの数値」を、次ページの「電子ブレーカー動作表」に照らしあわせ、最適なKWを選定いたします。

9、削減調査のご報告

調査日:2016年5月17日 調査:広島エスコ(株)

[待機電流:0.8A]上記の設備容量は出力で表示されています。契約電力KWである入力は出力の1.25倍です。
※契約電力KWの計算式 →(5.6KW+2.2KW)×1.25 = 9.75KW→ したがって、電子ブレーカー導入前は【10KWの負荷設備契約】になっていました。

<結論>
※ 調査の結果、現在の負荷設備契約10KWから、主開閉器(主ブレーカー)契約3KWへの変更をおすすめいたします。

<結論に至った理由>
~3KWの電子ブレーカーを選定した理由~
上記の負荷設備(エレベータ・水道直結増圧給水ポンプ)が同時にフル稼働した場合、16秒間に渡って安全値で40Aの電流が発生することになります。このデータを「電子ブレーカー動作表」に照らしあわせると[契約電力3KWの「40A~60A(25秒)」]のレンジに入ることになります→(25秒以内に電流値が40A以下に落ちればブレーカーは遮断させなくてよい。という意味です)
以上のことから…
※ 安全性と経済性を兼ね備えた3KWの電子ブレーカーをおすすめいたします。

■JET(旧JIS)規格

■電子ブレーカー動作表

尚、電子ブレーカーは「1KW~43KW」まで「1KW刻み」で揃っています

3KW用ブレーカー(定格電流10A)の「JET規格の遮断」と「電子ブレーカーの遮断」

国の基準であるJET(旧JIS)規格では下記のような遮断基準があります。

※電子ブレーカーの遮断基準は『JET規格の遮断基準』に基づいて設定されています。
ただし、上記のようにJET規格の遮断基準いっぱいまでではなく、少し控えて(余裕をもたせて)設定してあります。

【主開閉器契約のイメージ図】

3KW用電子ブレーカー(白色)の設置写真
3KW用(10A)の電子ブレーカーの設置で
契約電力が3KWに変更

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