電子ブレーカー価格(値段やリース料金)教えます【2024年版】
「電子ブレーカーの価格(値段やリース料金)は、どのぐらいするものなのか?一般的な商品ではないため、全く想像もつかない…」といったお声を、たくさんのお客様から頂いております。
そこで今回は、2006年3月から電子ブレーカーを販売し続け、電子ブレーカー業界を見続けている広島エスコが、「中立・公平な第三者の視点」からお客様の疑問にお答えいたします。
なお、本文は「価格」だけに留まらず、「適正価格で買う方法」なども併せて載せておりますので、『電子ブレーカー購入時の参考資料【2024年版】』としても、ご活用ください。
1.電子ブレーカーの価格(値段やリース料金)は、どのぐらいするものなのか?
結論として、電子ブレーカーの多くは「下記の一覧表」のように「動力の電気料金(基本料金)の月間削減金額」によって「月間リース料金=(販売価格)」が決められているのです。したがって、電子ブレーカーは同じメーカーの同じ機種であっても、税込で「132万円~22万円」という大変大きな価格差(±110万円)で販売されているのです。
【動力の電気料金(基本料金)の月間削減金額】と、それに伴う【電子ブレーカーの月間リース料金=(販売価格)】の一覧表
対象業種(業界)
低圧電力契約で、動力機械のある 各種の工場・作業場・店舗、ガソリンスタンド、機械式駐車場、パン菓子製造所、コインランドリー、生カキ加工場、EV付の賃貸マンション・ビル(共用部)など
(取付費込み)(消費税込み)
①動力の電気料金(基本料金)の月間削減金額 | ②電子ブレーカーの月間リース料金(7年リースの場合) | ③月間純メリット ① - ② = ③ | ④電子ブレーカーを現金買い取りで購入した場合の販売価格 |
▲26,000円の場合 | 17,556円 | ▲8,444円 | 132万円 |
▲24,000円の場合 | 16,093円 | ▲7,907円 | 121万円 |
▲22,000円の場合 | 14,630円 | ▲7,370円 | 110万円 |
▲20,000円の場合 | 13,167円 | ▲6,833円 | 99万円 |
▲18,000円の場合 | 11,704円 | ▲6,296円 | 88万円 |
▲16,000円の場合 | 10,241円 | ▲5,759円 | 77万円 |
▲14,000円の場合 | 8,778円 | ▲5,222円 | 66万円 |
▲12,000円の場合 | 7,315円 | ▲4,685円 | 55万円 |
▲10,000円の場合 | 5,852円 | ▲4,148円 | 44万円 |
▲8,000円の場合 | 5,852円 | ▲2,148円 | 44万円 |
▲7,000円 ~ ▲3,000円の場合 | 月間削減金額が少額(▲7,000円以下)になってきたらリースではなく現金買取りをすすめてきます | 44万円~ 22万円 |
【ご説明】
- 上記の7年リースのリース料率は1.33%で計算しています。
- 上記のように、電子ブレーカーの多くは【動力の電気料金(基本料金)の月間削減金額】によって【月間リース料金=(販売価格)】が決められているのです。
また、電子ブレーカーは、同一メーカーの同一機種であっても、税込で「132万円~22万円」という大変大きな価格差(±110万円)で販売されているのです。 - なお、上記の一覧表のデータや下記のデータは広島エスコ調べで、あくまでもお客様のご購入時の「参考データ」のひとつとして作成しております。したがいまして、全ての電子ブレーカーに上記のデータや下記のデータの内容が当てはまる。というものではありませんので、予めご承知おきください。
- 全国から「電子ブレーカー(1台)を、何と150万円で販売している業者がいる」との情報が、2023年7月から弊社に頻繁に入ってきています。
具体的な販売手法としては、電子ブレーカーを導入して「契約電力(KW)」を下げ、[その建物の電気契約を、現在の「高圧契約」から「低圧契約」に変更し、「建物全体の電気料金を下げる(予定)」]というものです。
そのためには、電子ブレーカーの導入以外の工事(主に電気工事)も必要になるため、その(高額な)全体の工事費用の中に、高額(150万円)で電子ブレーカーを潜り込ませているのです。
このやり方は、上記でご説明した「電気料金(基本料金)の削減額の大きさ」を悪用したやり方(手口)である。と同時に
[高額なもの(全体の工事費用)の中に、高額な物(150万円の電子ブレーカー)を潜り込ませると、「その高額な物が高いと感じなくなる」…]
という顧客心理にも(同時に)つけ込んでいるのです。
なお、鳥取県米子市では、「電子ブレーカー×2台を、300万円で契約してしまった」という方がいらっしゃいます。電子ブレーカーの契約は、基本的に「クーリングオフ」が効かない(対象外)というケースがほとんどですので、くれぐれもご注意ください。 - 四国地方や九州地方の農業や畜産業の関係者さんからも、悪質業者の情報がたくさん届いています。
内容としては、農業や畜産業に携わるご年配(大体75歳以上)の方をターゲットにして、「(脅迫めいた)脅し」を掛け、電子ブレーカーの削減調査や購入(導入)を迫る。というものです。
「(うちの言う通りにしないと)地元の大手電力会社(四国電力や九州電力)に言いますよ!そうすると、電気が止まって、全く使えなくなりますよ!それでもいいんですか!?」
ちなみに、このような悪質業者は、ご年配ではない方、特に若い方のところには営業に来ないそうです。あくまでも(情報弱者の可能性が高い)ご年配の方をターゲット(喰いもの)にしているのです。
もしも、そのような業者が営業に来たら、「完全無視」して、速攻で追い返しましょう!なお、ご近所の同業者の方や各種の組織、組合並びに警察などにも連絡して、「情報共有」をはかりましょう!
対象業種(業界)
低圧電力契約の分譲マンション(共用部)
<①月間削減金額> ▲22,000円~ ▲6,000円の場合 | 分譲マンションの場合は、リースを使わず現金買い取りで購入されるケースが、ほとんどです。 | <④電子ブレーカー現金買い取り価格> 55万円~44万円 |
【ご説明】
- 分譲マンションのように、お客さんと電子ブレーカー販売会社の間に、管理会社が介在している場合には、基本料金の削減金額によって、電子ブレーカーの販売価格が変動する。ということは、(ほぼ)ありません。
- 2023年の後半ぐらいから、電子ブレーカーの買い替え(交換)を、「本体+交換工事費+消費税」で「30万円台中盤~後半」くらいで提案してくる電子ブレーカー販売業者やマンション管理会社が出てきました。
しかし、まだまだ高額なので、「30万円以下(20万円台)」になるまで、価格交渉してみましょう。 - なお、分譲マンション(共用部)に電子ブレーカーを「適正価格」で導入する方法を、お知りになりたい場合には、当HPのブログ:電子ブレーカーを分譲マンションに正しく導入する方法を、ご参照ください。
業種別・電子ブレーカーの平均販売価格
業種(業界)別・電子ブレーカーの「平均価格」や「平均リース料金」を、お知りになりたい場合には、当HPの「広島エスコの電子ブレーカー安心導入ノーリスクセット」内の「業種別平均販売価格・リース料金」と「広島エスコの販売価格・リース料金」の一覧表 を、ご参照ください。
販売会社別・電子ブレーカーの低価格ランキング【全国版】
このランキングは、2024年3月28日のグーグル検索「電子ブレーカー」で、検索結果上に上位表示された100社のホームページから、それぞれの会社の電子ブレーカー販売価格を目視確認したものです。
なお、販売価格は「電子ブレーカー本体と取付費に、消費税を加えたもの」となっております。また、各社の条件等につきましては、各社のホームページでご確認ください。
では、読者の皆様からのご要望にお応えして、ご報告いたします…
<販売会社別・電子ブレーカーの低価格ランキング【全国版】>
(販売価格=電子ブレーカー本体+取付費+消費税)
(以下の価格は各社の最低価格を掲載しています)
順位 | 販売会社 | 販売価格 | 条件 |
1位 | 広島エスコ株式会社 | 253,000円 | なし |
2位 | 株式会社総合サービス | 297,000円 | なし |
2位 | マンションECOサポートセンター株式会社 | 297,000円 | あり |
※なお、このランキングを当記事に掲載することにした理由については、当記事の[6.最後に、上位100社のHPを見て思うこと…]をご覧ください。
2.電子ブレーカーの価格は何でこんなに高いのか?
※電子ブレーカーの価格が高くなる「カラクリ」を、以下の事例を用いてご説明いたします。
~「税込118万円の電子ブレーカーを買わされていた」事例~
「7年リース」で電子ブレーカーを購入したが、もし「現金買い取り」で購入していたら、いくらで購入できたか?を、計算してみたところ、何と「税込118万円」になった!!
電子ブレーカーを「税込118万円」で買わされていた…という事実が発覚した広島県広島市安佐北区の業務用クリーニング工場の事例をご紹介いたします。
実はこの「税込118万円の電子ブレーカー」は広島エスコでも取り扱っている電子ブレーカーのひとつで、広島エスコでは「税込23.1万円」で販売している物なのです。したがって、全く同じ電子ブレーカーなのに約【95万円もの価格差】で販売されていたことになるのです。なお、この事例の詳細は、当HP内のブログ:2021年8月25日「広島エスコの電子ブレーカー販売価格を、当HPに掲載することにした理由」の中の①税込約118万円で電子ブレーカーを買わされていたをご参照ください。
Q.なぜ、「税込118万円」という「とんでもない価格」で買わされてしまったのか?その原因を考察します…
まず、大前提として、電子ブレーカー自体は「オープン価格」のため、メーカー希望小売価格などのいわゆる定価などはありません。販売価格は電子ブレーカーの販売業者や販売担当者が、その場その場で(好きなように)決めているのが現実です。
A1.お客さんのお話しでは「現金一括購入での販売価格」は、何回聞いても教えてくれなかった。とにかく動力の電気料金(基本料金)の「月間削減金額(20,725円)」と「月間リース料金(15,660円)」のことしか教えてくれなかった。
「最初の7年間の月間純メリットは、差し引き5,065円で、8年目からは月間削減金額の20,725円が丸々儲かることになるんですよ~…物凄くいいでしょう!」
これは、電子ブレーカーを高値で販売するときによく使われる販売手法で、電子ブレーカーの特長(毎月同じ額の基本料金が削減される)を悪用した善くない販売方法だといえます。(リースでの購入しか認めない。現金販売は絶対にダメ。しかも、現金販売価格すら教えない。という悪質極まりない販売手法です)
A2.お客さんに「相見積り」や「ネットでの価格調査」をされないようにするため、お客さんとの「人間関係」を(しがみつくようにして)築き、必死になって調べることを阻止しようとします。(優しい人やいい人ほど、この販売手法にはまりやすい。といわれています)
A3.電子ブレーカーの販売価格が「青天井」になっており「自主規制」が全く効いていない。
税込118万円で販売した販売業者には、電子ブレーカーの販売価格に「自主規制」が全く効いておらず、「(価格上限無制限の)青天井」になっていたものと考えられます。したがって、もし月間削減金額が4万円あったら、税込200万円以上で買わせていた可能性も十分考えられるのです。
「リース販売だけによる、電子ブレーカー購入の怖さ」を改めて痛感させられました。
ただ、全ての電子ブレーカー販売業者が「青天井」になっている。というわけではありません。広島エスコの予想では「自主規制」として「上限限度額を60万円台~70万円台」に設定している業者も多いのではないか?と、希望的観測も含めて考えております。
A4.リース会社にも問題があるものと思われます。
電子ブレーカーの販売業者とリース会社は利害関係が一致するため、関係は相当深いのでは?と思われます。はっきり言って「グル」になって(高額)販売をしているか?のように思われても、仕方ないものと思われます。
また、リースで電子ブレーカーを購入されたお客さんに共通する感覚として、リースなら電子ブレーカーをリース会社から借りていることになるので、(7年間の)基本契約期間内でも「途中解約」ができるのではないか?…と思っている方が多いように感じます。現実に今回の事例の方もそう思われており、実際にリース会社に途中解約の電話を入れられていました。(ちなみにリース会社の回答としては、途中解約するためには「(7年リースの)残りのリース料金全額」と、解約手続きのための事務手数料として「月間リース料金の2ヶ月分」の両方が必要です。との回答があったそうです。したがって、実質的には「途中解約」はできないのです。リースとはいえ、ローンで買ったのと実質同じことなのです)
ひと口メモ
【月間リース料金とリース料率で現金販売価格を導き出す計算式】
「税込118万円で買わされた事例」でご説明します。
(月間リース料金)÷(リース料率) = (電子ブレーカー現金販売価格) | ||
15,660円 ÷ 1.33% = 1,177,443円(約118万円) |
- どうしても販売業者が、現金販売価格を教えない場合には、月間リース料金とリース料率(%)を聞き出し、上記のように「現金販売価格」を割り出しましょう!
- なお、上記1が難しい場合には、本文内の[【動力の電気料金(基本料金)の月間削減金額】と、それに伴う【電子ブレーカーの月間リース料金=(販売価格)】]の一覧表を、ご参考にされると、「(おおまかな)現金販売価格」が推測できます。
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3.電子ブレーカーを、適正価格(20万円台)で買うために必要なことは?
- 考え方の大前提として、「電気料金(基本料金)の月間削減金額」と「電子ブレーカーの月間リース料金や販売価格」は、しっかりと区別し「切り離して」考えましょう!
- 元来、電子ブレーカーは「販売価格」と「削減金額」には何の関連性もないのです。電子ブレーカーを導入したかどうか?だけで「(基本料金の)削減金額」は決まるのです。
- いくら高い電子ブレーカーを導入しても「削減できる電気料金(基本料金)の額」は変わりませんし、電子ブレーカー自体の品質や性能もまったく変わらないのです。
- 電子ブレーカーは【単なる物】として考える(削減金額とひも付けて考えてはいけない)
- 販売担当者に悪いから…と思ってはいけない(優しい人やいい人ほど、だまされやすい)
- 電子ブレーカーの販売価格を、正々堂々と「表示」している販売業者から買うこと。販売業者のHPや販促チラシなど、不特定多数の人が見ることができる媒体に、正々堂々と「自社の現金販売価格」が表示されている販売業者から電子ブレーカーを買いましょう。
- 電気料金(基本料金)の削減額や、お客さんの顔色を見て「月間リース料金や販売価格」が決められるようなことが起こらぬようにするためにも、「当り前のこと=販売価格の掲載表示」を徹底して求めていきましょう。
- 2024年3月28日現在で、自社の電子ブレーカー販売価格を、自社のホームページに掲載表示している業者は、残念ながらまだ3社しかありません。
(なお、この現状についての詳細は当記事の[6.最後に、上位100社のHPを見て思うこと…]をご覧ください)
- そもそも、リースを組まなくても買えるような価格で電子ブレーカーを買いましょう。
- 広島エスコのお客様のほぼ100%は、リースを組まず、現金で電子ブレーカーを購入されています。広島エスコの場合は、税込で20万円台前半~中盤で電子ブレーカーを販売しているためか、リースでの購入をご希望されるお客様は皆無なのです。
- なお、広島エスコでも、地方銀行系のリース会社と提携していますので、リース購入はできるのですが、お客様から返ってくる言葉はいつも「リースを組むような価格ではないので、現金一括払いにします」なのです。と同時に、「リースによるムダな利息は払いたくない」というお声もよく聞かれます。これもまた「貴重なコスト削減」につながっているのです。
- 今の時代…電子ブレーカーは、高くても税込30万円以下(20万円台)で買いましょう。
- 今の時代…電子ブレーカーは、取付費込み・税込みでも30万円以下で十分買えるのです。
- ひと昔前までは、電子ブレーカーは「テレアポ(電話営業)」や「訪問販売」か「管理会社からの紹介」で買うものだったのですが、現在はインターネット経由でも買える時代になっているのです。私も長年、電子ブレーカーの販売に携わっているのでわかるのですが、電子ブレーカーという商品は「(1台を)売るための労力と時間」が物凄く掛かる「(とても)売りにくい商品」なのです。そのため、電子ブレーカーの販売価格には「(売るための)人件費や経費、成果報酬」などがたくさん含まれているのです。ただ、そのような「(売るための)人件費や経費、成果報酬」などを極力掛けずに販売できれば、販売業者も十分「30万円以下(20万円台)」で売ることができるはずなのです。
- 「相見積もり」を遠慮なく取りましょう!
- もうひとつ税込30万円以下(20万円台)で買う方法としては、とにかく「相見積もり」を遠慮せず取ることです。インターネットなどで、販売業者を調べ、3社ぐらいから「相見積もり」を取って「価格競争」させるのです。なお、事前に「相見積もりになる」ということを、各業者に(上手に)伝えておくと、より一層効果的です。
- 広島エスコの長年の経験から、電子ブレーカーを高額で買わされてしまった方に共通する問題点として、「相見積もり」を一切取られず、その業者一社のみで電子ブレーカーを検討されていた。ということがあげられます。「人の良さ」や「優しさ」につけ込むような販売業者を、排除するためにも「相見積もり」は遠慮せず、しっかりと取りましょう!「相見積もり」を取ることは「買う側」の当り前の行動であり、権利なのですから!
耳より情報
現在、「20万円台」で電子ブレーカーが買える販売会社があることをご存じですか?
「電子ブレーカー本体+取付費+消費税」の全てが揃っても「20万円台」で電子ブレーカーを買うことができる販売会社は「3社」あるのです。
詳しくは、当記事の[1.電子ブレーカーの価格(値段やリース料金)はどのぐらいするものなのか?]の一番最後に記載されている「販売会社別・電子ブレーカーの低価格ランキング【全国版】」をご覧ください。
4.【電子ブレーカーは50万円(税別)】という言葉は、もう古い!
広島エスコは2006年3月から電子ブレーカーを販売し続けておりますが、現在でも【電子ブレーカーは50万円(税別)】という言葉をよく耳にするのです。たしか、この言葉を一番最初に聞いたのは、2005年の12月頃でしたので、2024年4月現在では、もう「18年以上~」も経っているのです。
広島エスコでは、2024年4月現在になってもまだ、2005年当時の【電子ブレーカーは50万円(税別)】が語り継がれ、定着してしまっていることに、大きな疑問と違和感を感じているのです。電子ブレーカーの販売価格が、いつまで経っても(なかなか)下がってこない要因のひとつになっている。と言っても過言ではない「50万円の壁」が、今だに存在しているのです。
一方、現在の広島エスコの電子ブレーカーの仕入れ価格は、2006年3月の創業時から考えてみると、大巾に下がっていますし、電子ブレーカーの取付電気工事費も下がっているのです。このことは、広島エスコだけに留まらず、電子ブレーカー業界全体にもいえることなのです。
以上のことから考えてみても、【50万円(税別)】という販売価格は、明らかに高すぎており、現在においては「適正価格だ!」とは到底いえないのです。
なお、現在においてもまだ、【電子ブレーカーは50万円(税別)】と言い続けているのは、売る側である販売業者や紹介業者が、電子ブレーカーを「高く・永く・安定して」売り続けるために「都合がよい言葉」だからなのです。
くれぐれも、【電子ブレーカーは50万円(税別)】という言葉には、ご注意ください。今の時代、電子ブレーカーは【適正価格である20万円台(税込)】で買うことができるのですから!
5.初期費用0(ゼロ)という名の落し穴…(「エスコ(方式)」は本当にお得なのか?)
一般的に、電子ブレーカーの購入(導入)における「初期費用0(ゼロ)」というと、「リース」や「クレジット」を思い浮かべますが、最近では「エスコ(方式)」という導入方法も行われるようになってきました…
電子ブレーカーにおける「エスコ(方式)」とは?
電子ブレーカーの導入に掛かる費用は、その設置業者が全て負担するため、お客さんは、電子ブレーカーの導入に掛かる費用は一切必要ありません。
その代わりに、電子ブレーカーを導入したことによる「毎月の電気料金(基本料金)の削減額の半分」を、長年(10年)に渡って電子ブレーカーを設置した業者に支払い続けるのです。
要するに「毎月の電気料金(基本料金)の削減額」をお客さんと業者で「50%づつ折半し、分け合う」のです。
上記のように「エスコ(方式)」は一見、平等でとても良い導入方法のように思えますが、こと電子ブレーカーにおいては、そうばかりとは言えないのです…
ここで、2024年4月、弊社に大阪府の方からご相談があったケースをお話しします。
この方は、以下のような条件(環境)でのご相談でした…
「電子ブレーカーをエスコ(方式)で導入」した場合の試算として…
月額電気料金(基本料金)の削減額:13,988円
業者への月額エスコ料金の支払額: 6,994円
お客さんの差引き月額メリット額: 6,994円
[エスコ(方式)での契約期間:10年 (120ヶ月)]
エスコ(方式)での契約期間は「10年(120ヶ月)」のため、10年間はこの状態が続きます。
したがいまして、10年総額では、839,280円もの金額を業者に支払うことになるのです。また、この総額(839,280円)を「10年リース」で電子ブレーカーを購入した場合に置き換えてみると、約570,000円(税込)の電子ブレーカーを10年リースで買ったこと、と同じことになったのです。
そうです、「エスコ(方式)」とはいえ、「途中解約」ができないため、その中身は「電子ブレーカーを(10年)リースで買ったこと」と、ほとんど同じことになるのです。なお、リース購入もエスコ(方式)も契約期間中の電子ブレーカーの所有権は、それぞれの会社にあります。
もう一つの大きな問題点としては、「エスコ(方式)」というものは本来、「毎月いくら電気料金が削減できるのか?が、ハッキリと確定できない場合に有効な方式」なのです。
ショッピングセンターなどの大型施設の電気料金を削減するときなどには、大変有効な方式で、アメリカでは何十年も前から導入されています。
一方で、「エスコ方式での電子ブレーカーの導入」の場合は、前述とは全く逆で、毎月の電気料金の削減額である「基本料金の削減額」は、(電子ブレーカーを付ければ)必ず毎月同じ額の削減額となるため、「毎月の電気料金の削減額はハッキリと確定している」のです。
以上のことから弊社では、エスコ(方式)での電子ブレーカーの導入には反対しています。
やはり電子ブレーカーは「現金買取り」でご購入されることをお勧めしています。ただ、その金額の総額(本体+取付費+消費税)は、あくまでも「30万円以下(20万円台)」であることを心からお勧めしております。
また、電子ブレーカーを20万円台でご購入された場合には、電子ブレーカーを「減価償却資産」として計上する必要がないため、「一括経費」として、その年度中に全額を落とすことができるのです。経理上でも面倒な事務処理を行う必要がないため、大変喜ばれているのです。(一方、税別30万円以上の場合は、「減価償却資産」に計上する必要があります)
6.最後に、 上位100社のHPを見て思うこと…
2024年3月28日、弊社で、グーグルの検索窓に「電子ブレーカー」と入力し、出てきた(掲載順位)上位100社の各ホームページを開き、(各社の)電子ブレーカーの項目をすべて確認してみました…
そうすると、合計で3社が「自社の電子ブレーカーの販売価格」を「自社のホームページ」に(堂々)と掲載していました。残りの「97社のホームページ」には、残念ながら「自社の販売価格」は掲載されていませんでした。正直なところ、もう少しは掲載している会社があるのではないか?と思っていただけに、とても残念でした…
ところで、弊社へは、毎日のように
高額で電子ブレーカーを買わされてしまってとても困っている。何とか助けてもらえないか?
(電子ブレーカーの)現金買取りでの販売価格をいくら聞いても全く教えてくれないリース販売(及びクレジット販売)のみの業者から(電子ブレーカーを)「7年リース」で買ってしまった。
(電子ブレーカー)購入後、「リースではなく現金買取り」で買っていたら、いくらぐらいで買えたのか?…を計算してみたところ、何と100万円以上になっていた…
など、「悲惨なお電話」が全国から掛かってくるのです。
弊社では、このような「悲惨なお客様を一人でも多く未然に防げたら…」という想いから「自社の電子ブレーカーの販売価格」を、「自社のホームページ等、不特定多数の人が見ることのできる媒体」に「正々堂々と事前表示しましょう!」と、当記事内でも訴え続けているのです!
また、お客様に対しては「ホームページやチラシのような不特定多数の人が見られる媒体に自社の電子ブレーカー販売価格を掲載表示していない業者」からは「電子ブレーカーを買わないようにしましょう!」と、注意喚起もさせて頂いているのです。
「電気料金(基本料金)の月額削減金額」がわかってから初めてお客さんに電子ブレーカーの「月額リース料金」や「月額クレジット料金」及び「現金買取り価格」を教えるような「後出しジャンケン的な売り方」は、一刻も早く止めるべきだ!と弊社では本気で考えているのです。
当記事及び[【電子ブレーカー価格(値段やリース料金)教えます】シリーズ]では、自社の電子ブレーカー販売価格を自社のホームページに掲載表示された電子ブレーカー販売会社さんを、今後もご紹介(掲載)していく予定にしています。
ご賛同頂ける同業者さんは、自社HPに自社の電子ブレーカー販売価格を掲載されましたら、ご遠慮なく弊社までご一報ください。
ただ、そうは言っても自社のホームページに自社の販売価格を掲載表示することは、色々な事情があって難しい。と言われる同業者さんは、ご遠慮なく弊社までご連絡ください。弊社なりの最善策をお伝えさせていただきます。
最後に、
高額な電子ブレーカーを買わされ、悲惨な目にあわされるお客様を、これ以上増やさないためにも「電子ブレーカー業界のおかしなことや、理不尽」を、一刻も早く正していく必要があります。
そのためには、同業者の皆さんはもちろんのこと、電子ブレーカーを実際にお買い求めになられるお客様(ユーザー様)の「確かな目(見極める目)」もとても重要です。
この記事が、皆様の「確かな目」となり、お役立ちさせて頂けることを、切に願っております。
\電子ブレーカーのお買い替え(交換)をしたい方へ/
『業界一の性能』なのに『業界一の低価格』そんな【業界一の電子ブレーカー】はこの下のイラストをクリックし、ご確認ください。
以上、長文のところ最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
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